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ふじさわプラス・テン

鈴木大地スポーツ庁長官とスポーツ・運動・身体活動推進について、意見交換をしました。

2019年2月5日

2019年1月21日、小熊准教授、齋藤助教、修士課程2年の伊藤君の3名でスポーツ庁に訪問し、鈴木長官および健康スポーツ課の皆様とスポーツ・運動・身体活動推進について意見交換をしました。

 今回の訪問では、スポーツ庁が取り組むスポーツを通じた健康づくりスポーツSDGsの推進に関連することとして、世界の最新情報や日本の取り組みについてお話ししました。

 初めにスポーツと医療の連携について、米国の運動前健康スクリーニングの方法が変わってきたことや国内の動向について話しました。多くの人は詳細な医学検査を受けずとも、現在の身体活動レベルや身体状況の確認(メディカルクリアランス)をすることで安全に体を動かすことができることが米国スポーツ医学会の運動処方の指針で発表されています。日本においてもスポーツ・運動・身体活動を行う人の状況に合わせて、様々な専門家が連携できる体制整備が必要であることを共通認識しました。

 次に、WHOが進める身体活動促進のグローバルアクションプラン(Global Action Plan on Physical Activity 2018-2030)についてお話をしました。この計画では2030年までに世界の身体不活動者を15%減らすことを目標としています。アクティブな社会・環境・人々・仕組みを創造するためのシステムアプローチを勧め、17のSDGsのうち、13に貢献し得ることが掲げられています。小熊准教授より、日本から世界への発信が少ない点も説明され、スポーツ・運動・身体活動のSDGs達成への貢献について発信していくことの重要性もお話ししました。

 鈴木長官からは、世界の動向を踏まえ日本のスポーツ実施率の目標についてより具体的な内容を提示していく必要性や、スポーツ庁の役割として分野や省庁横断的な連携を進めていくことの重要性についてお話しいただきました。

 気さくなお人柄で楽しい意見交換の時間をいただき、私たちの取り組みへのエールもいただきました。お忙しいスケジュールの中、本当にありがとうございました。