藤沢市民公開講座「第2弾いきいき健康ライフ アタマとカラダの健康講座」を開催
2015年9月11日
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科は、藤沢市、公益財団法人藤沢市保健医療財団との主催、公益社団法人藤沢市医師会の後援により、「アタマとカラダの健康講座」を9月10日に藤沢市民会館小ホールにて開催しました。 本講座は、日本医療研究開発機構研究委託費により、現在藤沢市で行われているアクティブガイドを活用した身体活動促進のための地域介入(コミュニティ・ワイド・キャンペーン)の一環として開催されました。
当日は、開演前まで雨天という天候の中、220名が来場されました。まず、本研究科委員長代理(当時)の武林亨先生、鈴木恒夫藤沢市長からご挨拶をいただいたのち、第1部にて国立研究開発法人医療基盤・健康・栄養研究所 宮地元彦先生が講義「身体を動かして健康寿命を延ばそう~丈夫な身体と頭を保つために~」を行いました。宮地先生は、運動器の障害により要介護になるリスクの高い状態「ロコモティブシンドローム」や認知症のしくみ、またその予防に向けた対策方法についてお話しました。
第2部では、+10(プラス・テン)の実践編として、藤沢市保健医療財団の健康運動指導士である鈴木美春氏が運動の実演を行いました。鈴木氏は、頭を使いながら体を動かす方法を紹介し、来場者の皆さんは鈴木氏の掛け声や音楽に合わせて、座席に座りながら体を動かしました。
次に、+10(プラス・テン)の活動・取り組み紹介として、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター・大学院健康マネジメント研究科准教授 小熊祐子先生と藤沢市保健医療財団 健康運動指導士、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター研究員で同大学院OBでもある齋藤義信氏が講演しました。地域介入にご協力いただいている方々の活動の様子をまとめた映像を放映し、皆さんがいきいきと体を動かしている様子を紹介しました。また、+10(プラス・テン)普及と地域介入の一環として開設した「ふじさわプラス・テンホームページ(http://www.plusten.sfc.keio.ac.jp/)」も紹介しました。
休憩時間中には、10分で+10(プラス・テン)を実践できる「ふじさわプラス・テン体操」の音楽を流しました。会場内では、音楽に合わせて自発的に体操を始める来場者も多く見られ、「+10(プラス・テン)」の取り組みが広まってきていることが伺えました。また、来場者にご協力いただいたアンケートでは、「アクティブガイド」や「+10(プラス・テン)今よりプラス10分体を動かそう」といった、体を動かすことをすすめる内容の呼びかけについて、今までに見たり聞いたりしたことがあるという人が67.4%でした。