Global Action Plan on Physical Activity 2018-2030 (GAPPA)身体活動に関する世界行動計画2018-2030について

身体活動には多くの健康上の効果が認められるにもかかわらず、世界中で身体活動不足が増加しています。 2018年WHOは、身体活動に関する世界行動計画を発表し、身体活動不足者を2025年までに10%、2030年までに15%減らすために、4つの行動指針と、どの国でも適用・応用可能なエビデンスのある20の政策措置を提案しました。これらはSDGsの13の領域と相互連携し、その達成に貢献し得ることが示されています。 更に、健康やスポーツ分野だけでなく、都市計画・交通・アカデミア等が協力し、ともに得られるそれぞれのベネフィット(コベネフィット)を認識し、全体を俯瞰しながら1つ1つ精緻に行っていく、「システムズアプローチ」を強調しています。 KEIO SPORTS SDGs (慶應スポーツSDGs) は、東京オリンピック2020のレガシーを契機として、スポーツ・運動・身体活動促進をシステムズアプローチで捉えなおし、SDGsへの貢献に向けて、慶應義塾内の横断的リソースを活用しつつ、多様なステークホルダと協働する基盤作りのために活動をスタートしました。

身体活動に対する政策措置は
13のSDGsと相互に関連

目的1
アクティブな社会を創造
定期的な身体活動はあらゆる年齢・能力に応じて、多様な効果があります。このことへの知識と理解を深め、よく認識することによって、社会全体に、ポジティブな社会規範、取り組み姿勢、パラダイムシフトを起こすことを目指す4つの政策措置を提案しています。
目的2
アクティブな環境を創造
5つの政策措置にて、あらゆる年齢・能力のすべての人々が、まちやコミュニティで、定期的な身体活動を行うために安全な場所・空間へ平等にアクセスできる権利の促進・保護を支える環境を整備します。
目的3
アクティブな人々を育む
6つの政策措置にて、プログラムや機会を増やし、あらゆる年齢・能力の人々が、個人、家族、地域社会で、定期的な身体活動へ参加を促す様々な支援について概説します。
目的4
アクティブなシステムを創造
5つの政策措置にて、身体活動を増やし座位行動を減らすために必要な、国際間、国内、地方での効果的な協調活動の実現と、システム強化のための不可欠かつ必要な投資について概説します。これらの政策措置は、ガバナンス、リーダーシップ、多様な分野間のパートナーシップ、従事者の能力強化、アドボカシーや情報システム、そして資金調達メカニズムなど、すべての関連分野にわたります。

これまでの主な活動

2023年度
隔月の勉強会・月1回定例MTG
富山国際大学付属高校 授業支援
六本木アカデミーヒルズ コラボイベント(3回シリーズ講演)
オンラインラジオ体操(オンライン&オンサイト併用、藤沢港北同時開催)
SDMの海外副指導教授 David Lavellee先生との交流勉強会
SFC脱炭素プロジェクト SPOBY身体活動×脱炭素キャンペーン支援
シンポジウム開催「2030年のその先へ、スポーツの新たな価値を考える」(2024.3.9)
2022年度
シンポジウム開催「多分野連携で進めるスポーツ・身体活動」(2023.2.26)
月1回勉強会・定例MTG開始
Sheffield訪問
オンラインラジオ体操
2021年度
モデル地域における身体活動システムズマップの作成と活用
オンラインを活用したスポーツプログラムの構築・実施
KEIO SPORTS SDGs(慶應スポーツSDGs)プラットフォームの構築
シンポジウム開催「新常態における身体活動・スポーツの促進」
KGRI センター(SU)に申請 →認可 2022年度~(2年)
藤沢市の身体活動促進 GAPPAで見える化
シンポジウム開催「持続可能なスポーツ・身体活動の発展」(2022.3.5)
オンラインラジオ体操
2020年度
慶應義塾大学 学事振興資金部門横断型共同研究に採択
シンポジウム開催「新常態における身体活動・スポーツの促進」(2020.2.29→延期 2020.8.18オンラインで実施)
2020年度神奈川県大学発事業提案制度に採択
身体活動に関する世界行動計画(Global Action Plan on Physical Activity 2018-2030: GAPPA)の日本語訳を発行
オンラインラジオ体操