慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 第3回「+10(プラス・テン)のすすめ」を開催
2015年2月18日
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科は、藤沢市健康増進課、藤沢市保健医療財団との主催で、第3回「+10(プラス・テン)のすすめ~健康のために、あと10分いつもより多く体を動かしましょう~」を2月18日に藤沢商工会館にて開催しました。 このイベントは、身体活動促進のプロモーション活動の一環として、+10(プラス・テン:今より10分多く体を動かす)の健康上の効果を知っていただき、健康づくりのきっかけにしてもらうことを目的に、2014年8月より定期的に開催しているイベントの第3回目となります。
当日は、同大大学院健康マネジメント研究科の小熊祐子准教授がアクティブガイド活用講座「+10(プラス・テン)基礎講座~定着する仕組みづくり~」を行いました。小熊先生は、現在藤沢市を対象として行われているアクティブガイドを活用した身体活動促進のための地域介入(コミュニティ・ワイド・キャンペーン)について説明しました。また、身体活動は生活習慣病・がん・ロコモティブシンドローム・うつ・認知症などのリスクを下げるためにも重要であることや、運動習慣を継続していくための秘訣をお話しました(写真1)。ふじさわプラス・テン体操を周囲に伝え、地域で身体活動を定着させるためには、仲間づくりが大切であることを強調しました。
また、+10(プラス・テン)実践編として、藤沢市保健医療財団の健康運動士で同大学院のOBでもある齋藤義信氏の指導のもと(写真2)、プラス・テン体操を体験しました。さらに、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター研究員で同大学院OBでもある大澤祐介氏の指導のもと(写真3)、体幹を意識した体操を行いました。
参加者の皆様には、「ふじさわプラス・テン チャレンジ応援カード」をお配りしました。「ふじさわプラス・テン チャレンジ応援カード」には、講座の終了後もご家庭で実践いただける、有酸素運動・ストレッチ体操・筋力増強運動といったプラス・テンの運動の例が掲載されており、運動を行った日にシールを貼っていただけるカレンダーも付録としてお付けしています。第2回にご参加いただき、「ふじさわプラス・テン チャレンジ応援カード」を使って運動の実施日を記録してくださった方には、「定着する仕組みづくり」に活用できる「ふじさわプラス・テン エコバッグ」をプレゼントしました。体操に必要な道具や教材を入れて持ち運ぶことで、「プラス・テン」を周りの人に周知し、ご自身の継続のモチベーションにもつながるしくみを構築する効果を期待しています。