コンテンツへスキップ
ふじさわプラス・テン

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 藤沢市、藤沢市保健医療財団との主催で市民公開講座「いきいきシニアライフ」を開催

2015年3月28日

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科は、藤沢市、藤沢市保健医療財団との主催で、市民公開講座「いきいきシニアライフ~カラダを動かしてアタマもカラダも健康に~」を3月28日に辻堂アイクロス湘南にて開催しました。
このイベントは、平成26年度厚生労働科学研究委託費(長寿・障害総合研究事業)に採択された「身体活動コミュニティワイドキャンペーンを通じた認知症予防介入方法の開発」の一環として、認知症予防、長寿に関する知識や身体活動の健康上の効果を知っていただき、健康づくりのきっかけにしてもらうことを目的に開催されました。
当日は、鈴木恒夫藤沢市長からご挨拶を頂いたのち(写真1)、2部構成で講演とパネルディスカッションが行われました。

(写真1)鈴木恒夫藤沢市長
(写真2)講義風景

第1部特別講演では、慶應義塾大学医学部精神神経科の三村將教授が「もの忘れの予防と対策」と題して講演しました。三村教授は、認知症のしくみや、原因、予防方法について解説しました。また、日ごろの意識付けにより認知症を予防する効果が期待できるとお話しました(写真3)。

基調講演では、慶應義塾大学医学部百寿総合研究センターの新井康通専任講師が「百寿者から学ぶ健康長寿」と題して講演しました。新井専任講師は、百歳を超えて元気に暮らす人の特徴や、健康長寿の秘訣を伝えました(写真4)。

(写真3)三村將教授
(写真4)新井康通専任講師

研究進捗発表では、「身体活動コミュニティワイドキャンペーンの取組と今後」と題し、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター・大学院健康マネジメント研究科の小熊祐子准教授と藤沢市保健医療財団 健康運動指導士、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター研究員で同大学院OBでもある齋藤義信氏が講演しました。厚生労働省の「アクティブガイド」にて推奨されている「+10(プラス・テン、あと10分多く体を動かそう)」について小熊准教授が「ご存知ですか?」と問いかけると、多くの方が手を挙げてくださいました(写真5)。

(写真5)小熊祐子准教授
(写真6)パネルディスカッション

第2部では、慶應義塾大学環境情報学部の秋山美紀准教授をコーディネータとして、当日講演した先生方、藤沢市健康増進課から中野香央子氏を交えて、パネルディスカッションを行いました。藤沢市の健康増進施策を紹介し、健康長寿のために大切なことについて意見交換をしました。
当日ご来場いただいた方には、藤沢市で行われている健康増進の取り組みや「+10(プラス・テン)」を日ごろから意識して実践していただくツールとして「ふじさわプラス・テンエコバッグ」をお渡ししました(写真7)。

(写真7)プラステンエコバッグ