村岡地区の柄沢北部喜楽会さんに1年後健康チェック後のフォローアップに伺いました
2017年1月28日
1月27日(金)、村岡地区の柄沢北部喜楽会(以下、喜楽会)さんに1年後健康チェック後のフォローアップに伺いました。
今回は午前中から行われていた新年会の午後の部をフォローアップの時間としていただいたため、研究に登録していない喜楽会のメンバーの皆さんを含め約40名が参加しました。
フォローアップでは、まずは健康チェックの結果報告として体力測定や、やる気などの精神心理機能のアンケート、CADi2を用いた認知機能評価の1年間の推移のご説明、また活動量計レポートの返却と内容のご説明をさせていただきました。
喜楽会さんは、研究に参加してから1年が経過し、皆さんが元気に活動されるようになってきた一方で、ケガをされる方もいらっしゃったとのことです。そこで今回は、運動実施時の安全管理についての再確認と転倒予防のために効果的な運動をご紹介しました。
安全管理の確認の中では、自分の健康状態を日頃から知るという意味で、血圧測定の重要性や脈拍の測り方についてもご紹介しました。中には、血圧を毎日計測されているという方もいらっしゃいました。脈拍測定の間違いやすい例として、橈骨動脈に対して親指を置くと親指を流れる脈と誤認しやすいので、人差し指・中指をそろえて置くのが正しいという情報も共有しました。
転倒予防に効果的な運動は、ふじさわプラス・テン体操に含まれているバランス運動のほかに、一方のつま先ともう一方の踵を付けた状態で立つタンデム肢位(継ぎ足立ち)をご紹介しました(写真1)。皆さまからは「歩く時、猫背になってしまう」「筋力をつけるにはどういったトレーニングが効果的か」といったご質問もいただき、数分間ずつ速く、遅くを交互に繰り返すウォーキング法である「インターバル速歩」もご紹介しました。速歩も取り入れることで、筋力アップの効果も期待できるものです(Nemoto et al. 2007)。
そして最後に、皆さんでふじさわプラス・テン体操を行いました(写真2)。喜楽会リーダーの「さあ声を出そう!」という掛け声で皆さん元気に体操をされていました。
私たちは昼食からご一緒し、美味しいちらし寿司などをごちそうになりました。その後のカラオケでは普段とは違った皆さんの楽しまれている様子がとても印象的でした。新年会、フォローアップと今回も楽しい時間を共有させていただき、ありがとうございました。