平塚市で行われたロータリークラブのイベントで講演を行いました
2017年2月24日
2月18日(土)、国際的な社会奉仕連合団体「国際ロータリー」のメンバーである平塚湘南ロータリークラブ(以下:クラブ)より依頼をうけて、クラブ主催の「Intercity Meeting」に伺いました。
Internal Meetingはいつも座学ばかりなので「座学プラス体を動かす」ものにしたい、という主催者の強い想いの元、私たち身体活動と認知症予防研究班は、体力測定、認知機能チェックを担当クラブのメンバーとともに実施しました。その後、研究代表者である慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科・スポーツ医学研究センターの小熊准教授の講演、齋藤特任講師によるふじさわプラス・テン体操(以下:プラス・テン体操)の実演をしました。体力測定と認知機能チェックには55名、講演には総勢125名の方にご参加頂きました。
体力測定と認知機能チェックを受けに来た方は、明るくはきはきした挨拶を交わされ、皆さんの意気込みを感じました。
体力測定は握力測定と片脚立ち上がりテストを実施しました。握力測定は全身の筋力を知る指標として、また全疾患死亡率や心血管疾患の死亡・発症リスクを判断するための簡単かつ安価な方法として用いられています。片脚立ち上がりテストでは、40cmの高さの椅子から片脚で立ち上がることができるか判定を行いました。主に移動機能(歩く、立つ、走る、座るなど)を確認する評価方法として、ロコモ度テストにも用いられています。今回の体力測定に参加された多くの方は、握力もしっかりしており、また片脚立ち上がりテストにおいても片脚で立つことができていました。
体力測定の後は記憶力を問う問題や図形認知の問題などが出題されるiPadを用いた認知機能チェックでアタマを動かしていただきました。初めてiPadなどのタッチパネルを体験される方は,操作に戸惑ってしまい、測定タイムが遅くなってしまう場合もありますが、皆さんスムーズに操作されていました。
認知機能チェック後は、小熊准教授による講演「ロ—タリアンのためのサクセスフルエイジング」と、齋藤特任講師によるプラス・テン体操の実演でした。真剣に体操に取り組む参加者の皆さんの姿が印象的でした(写真)。講演後の質疑応答では、認知機能チェックの詳細や運動実施のタイミング、自宅出来る筋トレに関する質問がありました。各クラブでプラス・テン体操を行っていきたいとの声も挙がりました。
皆さんと一緒にプラス・テン体操をしながら、私達も毎日健康に過ごしていきたいと思いました。