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ふじさわプラス・テン

横浜市保土ケ谷区の介護予防講演会で講演と実技講習を行いました。

2017年4月14日

4月11日(火)、横浜市保土ケ谷区役所高齢・障害支援課の依頼を受け、介護予防講演会で講演と実技講習を行いました。 本講演会は、保土ケ谷区制90周年記念の介護予防講演会として「脳もからだもいきいき講演会」と題し、保土ケ谷公会堂で行われました。

当日はあいにくの雨模様でしたが、ご高齢の方を中心に340名以上が参加されました。 菅井区長のご挨拶の後、当研究科助教の齋藤が監修した「わがまち保土ケ谷体操」が区の保健師さんより初披露されました。この体操は保土ケ谷区の歌にのせて、ゆっくりとストレッチングをするもので、準備体操や整理体操等どなたでもできるように制作されました。初披露にもかかわらず、参加の皆さんはしっかり行うことができていました(写真1)。

(写真1:「わがまち保土ケ谷体操」の様子)

その後、小熊准教授が「からだを動かして健康長寿」というテーマで身体活動の重要性、具体的対策、研究室での取り組みとその成果について講演しました。参加者アンケートでは、参加の皆さんの理解度が高く、「座位を減らしていきます」、「20分に1回体を動かすよう心がけたい」、「プラス・テン、日常生活に意識していきます」といった感想も寄せられました(写真2)。

(写真2:小熊准教授の講演の様子)

続いて、齋藤助教が「毎日の生活に取り入れたい運動法」として、サルコペニア(筋肉減弱症)や運動開始前のセルフチェックの解説をした後、下肢(前脛骨筋・下腿三頭筋・大腿四頭筋)、上肢(三角筋・上腕筋群)、腹筋の筋力トレーニングを7種類紹介しました。運動習慣がある参加者も多く、皆さん楽しそうに体験していらっしゃいました。最後に「わがまち保土ケ谷体操」の解説と実践を行いました。参加者アンケートでは「皆様にもっと広めていきたいです」、「からだの動かし方と呼吸方法がわかった」といった感想が寄せられました(写真3)。

(写真3:齋藤助教の実技講習の様子)

今後「わがまち保土ケ谷体操」は、区民や関係機関等、様々な場で活用していくとのことでした。包括支援センターや老人クラブ連合会の方からの事業紹介もあり、区内が一体となって介護予防の取り組みを進められており、私たちもとても勉強になりました。ありがとうございました。